総武緩行線
E231系900番台 ミツ901編成

ページ作成:2006年3月21日
最終更新:2008年2月9日













総武緩行線の異端車・E231系900番台試作車(旧 209系950番台)です。
TOMIXのE231系0番台をベースに加工しました。

同車一番の特徴であるスモークグレーの窓ガラスは、同社209系0番台の窓ガラス(今なら500番台の物が使えるハズです)を使用して再現しました。
クーラーは1、2、3、7、9、10号車にはKATOのAU725A-G3型(5号車のみ726A-G3型)にGSIクレオスのメッキシルバーを噴きつけた物を、4、6、8号車には「サハE231-1026クーラー(AU725A)」に明るいシルバーを噴いた物を装着しています。
前者は登場時から載っていた鏡面仕上げのAU725/726型を再現したつもりですが、厳密には形状が異なります。
後者は後年換装された量産車用のAU725A型ですが、AU725型との質感の違いを明確にする為、本体をあえて明るいシルバーに塗装しました。
また、台車、動力、モハE231の床下機器、アンテナなどをKATO製のパーツに置き換え、運転台もKATO製209系500番台の床板を使用してシースルー化する事でKATO製のE231系やE233系などと並べても違和感が生じないようにしました。

台車の色(東急製はダークグレー、新津製はライトグレー)や、先頭車屋根上ビードの途切れる位置など、東急製と新津製の差異も再現しまています。なお、実車の台車の色は2007年2月の全検時にダークグレーに統一されてしまいました。

その他「Sn」表記、2005年春頃交換された1号車前面ガラス(フィルム付きグリーンガラス)、モハE231-901号車と902号車で異なるVVVFインバーターや避雷器なども忠実に再現しています。また、900番台は量産車と避雷器の位置も異なりますので、同時に台座ごと移設しています。

同車を製作するにあたり、何度も実車を自分の目で見て、量産車との違いを研究しましたが、それでも再現しきれなかった箇所(ドアコックの位置の差異、屋根上配管etc...)はありますが、結果的に満足行く仕上がりになりました。
なお、10連化にあたり、暫定的にTOMIXのサハ209-500をサハE231-900に編入した上で組み込んでいます。
将来的にはモハユニットを209系500番台ベースで作り直す予定です。

実車は2007年には先頭車の側窓開閉化改造や大型スカートへの交換など受け、外観に変化が現れ始めましたが、模型ではそれ以前の姿を再現しています。

謝辞
今回の製作にあたり、前面フィルムの製作方法や実車の列番表示の差異についてご教授頂きましたimr車両製作所のティ様に深く感謝致します。


                                                                製作:2004年2月〜







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